ピーンポーン。
リビングで妹と子供向け番組を見ていたら、家のインターホンが鳴った。
返事をしながら妹を抱えて玄関に向かう。
ガチャッ
「えいしr…」
バタン。
((…え。))
こっちは妹をかかえて玄関まで来たって言うのに、
そんな事を知らない知念クンはなんか…平古場クンと手繋いでた。
というか、平古場クンの手を取って繋いだ手を見せようとしてた?
「にーにー?いまのおんなのひと、すごくきれいだったねぇ。」
「ん?うん、そうだね…。にーにーちょっと行ってくるからそこで待っててくれる?」
「えー、にーにーといる。」
「あ、じゃあゴーヤーの妖精さんといてよ。」
「こんにちは!僕と遊んでくれるかな?(木手裏声)」
「いや!ごーやーのようせいさん、にーにーがいないとしゃべってくれないもん。」
「…んー、じゃあほら、ピーちゃんと遊んでて。」
「うん。」
「外に出しちゃだめだよ。」
「うん。」
「ぎゅってしちゃだめだからね。」
「うん。」
「じゃあ良い子でまってて。」
「うん。まってる。」
妹をリビングに置いて急いで玄関に向かう。
「…。」
((な、なんだ?なんか怒らせた?))
「(おい寛、やっぱり永四郎お前のこと…。)」
((やっぱりホントはこいつら…。))
「(そんなはず…ねーらん。)」
((そんなはず…。))
ガチャッ
「すみません、お待たせしました。」
慌てた様子で扉を開けたから、なんかひきつった顔になってしまったみたいだ。
「「…。」」
((((なんか、今来たらまずかったのか?))))
「あの…知念クン、上手くいったんですか?」
「ああ。」
((なんだ、いつもの永四郎に戻った。))
そっか、やっぱり。よかった。
俺が余計な事しなかったらもっとスムーズにことが進んでたかもしれないのに。
わざわざ報告しに来てくれる知念クンはいい奴だと思う。
「おめでとう。」
「うん、ありがとう。」
((永四郎のおかげさあ。))
「なんか、かえって邪魔しちゃったみたいで。」
「そんなことねーらん。」
((本当に、感謝してる。))
「そうですか、そういってもらえるとありがたいですけど。」
「…。」
((永四郎って…こんな感じだったか?))
「コホン、それで?平古場クンは知念クンのためにもしっかりしなきゃいけませんよね?」
「…。」
((やっぱりいつもの永四郎さあ…。))
「知念クンを困らせたりしたら、俺が黙ってないと思いなさいよ。」
「…。」
((ひっ。不気味な笑顔…。))
「そんな事をした日には、俺が奪いに行きます。」
「…。」
((やっぱりこいつ…。))
「永四郎…。」
((そうか、そうやっていつも。凛の前ではそうした方が良いのかも知れないな。))
「そういうことです。」
「あ?」
((そういうことってどういうことだよ。))
「ということで、まあ俺はあの時からこうなることは分かっていましたけど?」
「どの時だよ…。」
「平古場クン、君…海で会った時、嫉妬してたでしょ。」
「な!」
((今そんなこと言わなくても良いだろ!?))
「…そうなのか?凛。」
((…うれしい。))
「そ、そんなわけ。」
「ごまかしても無駄です。俺には分かってますからね。」
「…。」
((永四郎、本当に?))
そうやって心の中から聞いてくる知念クンにこくんと頷いて、笑った。
知念クンも嬉しそうにした後、平古場クンの頭をガシガシ撫でて怒られていた。
「わー、にーにー、ぴーちゃんが!」
「え?なに?ちょっと、まってて。うわ、え!ピーちゃん外に出しちゃだめだって言ったのに!
え、えとあの、じゃあ知念クン達もこれで。今度お祝いしましょうか。…あの、カキ氷でも食べながら。」
「お、おお。」
((いいのか?凛の前でそんな。))
「あ…。」
「にーにーはやくー!」
「うん、今行く!それじゃ、わざわざ報告ありがとう。」
「おお。」
((永四郎も大変だなぁ…。))
「…。」
((やっぱりわ俺、永四郎が分からなくなって来た…。))
はい、ということで読心知念君編終了です。
このお話、捏造に捏造を重ねて出来上がっております…。
凛君のお姉さんはちょうどオサムちゃんと同い年くらいで、そんで東京で先生をしていてですね、久しぶりに沖縄帰ってきたよー…的な感じです。凄く歳離れてるんですけども。
で、木手君の妹さんもまだまだ小さい子ですので大分歳離れてます…。彼女はお兄さん大好きで、木手君も結構シスコン的な感じだといいと思います。
木手君は今回のお話では、キャラ作ってるだけで本当は心の優しいちょびっとドジな感じになってます。
なんか…白石君みたいなかんじで。
はい、まあ私のいいようにやってますこの小説、ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました^^