※この話は途中から若干R指定風味が出てくる予定です。
挑戦してみたはみたんですが、なにやらおかしなことになっております。
読みたくない方などは、知念君が「靴脱いで。」と言ったら、その”。”から逃げてください。
次のお話に飛べます。(色合いがヘンテコになってるので分かると思います。)
それでは楽しんでいってください。
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家に帰って葵を布団に寝かしてから、寛が「わんの家に行こう。」って言った。
それはこの実家の話じゃなくて、今寛が一人で住んでいる家のことだ。
今は俺たちが来ているからってことで実家に寝泊まりしているけれど、
寛は普段一人暮らしをしているのだ。
その家に俺を呼ぶってことはつまり、そういうことだった。
意味は分かっていて、俺は首を縦に振った。
寛の家へ向かう車の中、寛は俺の手をぎゅっと握った。
「凛。」
「んー?」
「葵置いてきて、平気だったかやぁ?」
「そうだなぁ、誕生日なのにかわいそうなことしたな。」
「…わっさん。やしが、わんは凛と二人っきりになりたかった。」
「わんに謝られてもなあ。」
「そうだな。」
「もしも夜中に目が覚めて、わったーが居なかったら泣きそうだな。」
「おばーがいれば平気じゃないか?」
「そうだといいけど。」
「…。」
「あのさ、思ったんだけどわん、寛に好きって言われてなくないか?なんか勝手に泣き出しといてあれだけど。」
「い?えー…、まあ、そうだったか?」
「正直それ以上のことを言われた気はするけど、やっぱ聞きたい。ちゃんと。」
「んー、…凛、でーじ好き。」
「うっ…いつから?」
「中学の時。」
「…はあ?そんな前から!?」
「うん。」
「それもう…え?いつの話だよそれ…。」
「だいぶ前だな。」
「…ってことはよぉ、そんな前から好かれてて、気づいてやれなかったわんって…。」
「まあ、気付かれないようにしてたから。」
「…今まで一回も、諦めようとか思わなかったのか?」
「ああ、それは。やーが菫と結婚するって言ったとき、さすがにわんも諦めなくちゃいけないなって思ったばぁ。
思ってたよりもかなり早い結婚だったし、子供まで出来ててそれは最初はびっくりしたさあ。
だけど、そんなことよりもわんは、やーが幸せそうな顔をしてるのを、
これからもずっとすぐそばで見ていられることが嬉しい、そう思ってた。
そう思ってたけどやっぱり、諦めるにはやーを好きでいた期間が長すぎたし、
それに恋なんて自分の力でなんとかできるもんでもないだろ。だから結局、あのときからわんは、一回も諦められずに来たんだ。」
「…。」
「黙らんけー、…やっぱり重いとか言うのか。」
「そ、んなことはないばぁ。ただ、思ってたよりやーがわんの事好きなんだなって知って…。
それで、そんなに大切に思われてるのが幸せだって、そう思った…だけ。」
「…そうか。わんもこんな日が来るなんて、この気持ちを伝えられる日が来るなんて思ってなかったから、
それに凛にまで好きって言ってもらえて、なまでーじ幸せさぁ。」
「うん。何回でも言ってやる。しちゅんどー、寛。」
「うん、わんも。」
そう言いながら寛はつないだ手の力をちょっとだけ強くして、それから俺の手の甲を親指で何度も優しく撫でた。
なんとなくだけど、そこからは言葉よりも多くの感情が伝わってくるような気がしてくすぐったい気分になった。
それから家に近づくに連れてなぜかすごく緊張しだした俺と、何か思うところがあるのか静かに俺の手を撫で続ける寛とで、
車内はシーンとしていた。
しばらくそうして車を走らせていると、やがて何度か来たことのある家にたどり着いた。
寛は家の外に車を止めると、一旦自分が最初に降りてから俺の座る助席のほうへ回ってきて、それからドアを開けてくれた。
寛は俺の右手を握りながら車の鍵を締めて、交代に家の鍵をポケットから探り出す。
それを鍵穴に差し込んでカチャっと音がしたら、ドアを開けてすぐに中に入り込んだ。
ドアが再び俺の後ろ手にカチャっと音を立てて締まると、俺が中を確認する間もなく強く抱きしめられた。
それから、寛は小さく俺の名前を呼んで、深く口付けてきた。
「…んっ…ふっ…。」
「んっ凛っ、…り、んっ…しちゅん…。」
「…ふっ、ひろしぃ、ちょっとっ、待て。中入ろ。」
「うん…やしがっ…、我慢、できない。」
「だからって、…っこんなところで…。」
キスの合間に何度も愛しそうに名前を呼ばれて、それで夢中になってたのは俺も同じだ。
だけどシャツの間から手が入ってきたらさすがにこんなところで始めるのもどうかと思い始めて。
それに何か妙に緊張してるからちょっとだけ時間稼ぎができると思った。
それなのに、なんかとんでもないことになってませんか?
こうなってくると、俺もどうしていいのかさっぱりわからなくなってしまった。
しばらくされるがままにしていると、寛が突然「靴脱いで。
」と言ってきたのでおとなしく靴を脱ぐ。
すると同じように靴を脱を脱ぎ始めていた寛にまたもや右手を引っ張られて、
ベッドのある部屋に連れてこられると、すぐに押し倒された。
こんなにがっついてる寛を見るのは初めてのことだったから、びっくりして何もできない。
それどころか不思議と嫌な感じはせず、身を委ねている自分がいた。
「…んっ…寛っ…。」
「わっさんっ…ずっと我慢してたから、止まらないっ…。」
「うん、…んっ…いいよっ、寛なら。」
俺がそう言うと、寛は乱暴に服を脱ぎ捨てたあと、本当に余裕の無い手つきで俺の体に手を這わせた。
それから何度か首や胸のあたりをきつく吸われた気がするから、きっとそこには赤い印が出来ているんだろうと思う。
もちろん俺だってこういう行為をしたことはあるけれど、
男に抱かれるのは初めてのことだからとりあえず寛の首に腕を回してしがみついていることしかできなかった。
「…んっ…んんっ、寛、はぁっ。」
「…は、……っ…。」
「んぁっ、ぁっ、はぁーっ、…んっ。」
寛もそのことはちゃんと配慮してくれているみたいで、激しいけど優しい、そんな触れ方をした。
それから俺は寛が俺の体のどこに触れようが、あいつの名前か、言葉にならない声以外出せなくなった。
「凛っ、…ちょっと、膝立てて。」
「え?…う、ん。」
「っ…、それで、足も開いて。」
「…ん、わかった。」
「うん、…っ、ありがとう。」
言われた通り膝を立てて足を開いたら、
寛の手が俺の今まで誰にも触れられたことの無いような場所に触った。
だから俺は思わず身をこわばらせて、足を閉じてしまった。
「凛、…わんに触られるのは、嫌か?」
その質問には首を横に振ったけれど、やっぱり怖いものは怖い。
しばらくお互い黙っていたけれど、やがて寛がゆっくり俺の太ももを撫でて、
それから安心させるように低く優しい声で言った。
「わっさん、凛。…わんのわがまま、聞いてくれるか?
…わんはやーと、ひとつになりたい。だからすこしだけ、我慢して欲しい。」
それは俺も同じだったし、何よりも寛の声は俺を安心させた。
だから俺はこくこく頷いて、それからまた、両足を開いて寛の首にしがみついた。
寛の指が少しずつ俺の中に入ってくると、俺は違和感と恐怖とできつく目を瞑った。
寛は自分の首にきつく腕をまわして涙を流す俺に、優しい声で名前を呼び続けてくれて、
次第に体の力が抜けていくのが緊張した頭でも分かった。
「凛、…ごめんな、無理させて。」
「んくぅ、っは、はぁ、…。」
「凛…、凛。でーじかなさんどー…。」
「んん、んー、うあっ、っ〜。」
「凛、大丈夫か?…もうすぐよくなるはずだから。」
「うん、…っ、…ん、んぁ!はぁっ、あっ。」
「…ここか?」
「うん、…んっ、あっ、はぁ、はっ。」
それからしばらくすると寛が触れた瞬間、今までとは違う痺れるように甘い刺激が脳に伝わる場所があった。
俺が上げる声の違いを聞き取ったのか、寛はそこを集中的にこすり始めて、
俺はもう何がなんだかわからないまま、ただひたすら声を上げるだけだった。
「んぁ、あ、寛っ…ひろしぃ…はっ…んんっ、ぁっ。」
「凛、…、凛…、しちゅん…でーじ、好き。」
俺の上げる声が完全に快楽から来るものに変わると、寛の指は俺の中から抜け出して、変わりに寛自身が入ってこようとする。
だけど明らかに指とは比べ物にならない質量のそれに、俺の体はまたもや強ばってしまって、やっぱりすんなりとはいかない。
「ん…んんーっ…いぁっ…いっ、たい。」
「っ…わっさん、わっさん、凛。」
「うあ、やだ、はっ、はっ、はっ…。」
「凛、…ごめんな、辛いなら、やめるか?」
さっきよりずっと辛そうに顔を歪めてぼろぼろと涙をこぼす俺に、寛もさすがに心配する気持ちが大きくなったのかもしれない。
だけど俺は、思いっきり首を横に振って続けるように言った。
すると寛は大きく息を吐いたあと、俺の体を抱きしめるみたいに俺の頭をゆっくり撫でながら、何度も優しいキスをくれた。
そのおかげでまた体の力を抜くことが出来た俺の中に、ゆっくりと寛が体を進めていって、さっきの一番感じるところにたどり着いた。
そこからはもう、今までにないくらいの刺激が体中にかけずりまわって、気がついたら息もできないくらいに喘ぎ続けていた。
「んぁっ、あ、あ、あぁっ、は、んんっあっ」
「…はっ、凛っ…り、んっ…はぁ、…っ」
「んんー、あっ、はぁ、はぁあっ、ひろしぃ」
「…っん…っ…はっ、凛っ…」
「…ひろしぃ、あ、あ、ひろし…んっ…ふぁ…ふっ…ん…んんっ」
「んっ…ふっ…はっ…は、ふっ、…」
「はっ…あぁ、ひろし、ひろしぃ…もう…ん、んあぁっ」
「うん、…イって、いいよ」
「ん…んあぁは、っ…一緒に…ん、あっ」
「うん、…わかった…っ、んっ」
「んっあぁ、あああっ…はあぁあっ、はぁー、はぁー、ん。」
「…くはっ……はぁ、はぁ。」
全てを吐き出してから、お互い息を整えるのに時間がかかった。
寛は俺の中から抜け出してから、ドサッと倒れこんできて、それから俺の体をぎゅっと抱きしめた。
「…は、……はぁ……凛、わっさん。歯止めが効かなくて…無理させた。」
「…っ、はぁー…、大丈夫、謝らないで。」
「うん、ありがとう。次はもっと、優しくする。」
「ん。」
息が整ったあと寛は俺の横にごろりと転がってから、
また俺のことを抱きしめてゆっくりと髪を梳いた。
終わった後で疲れていた俺は、その手の動きが心地よくてゆっくり目を閉じるとすぐに眠りに落ちた。
なんだか緊張したけれど、とても幸せな夜だった。